新自由主語と公教育
〜何が起きたか、必要なことは何か〜
講師 中嶋哲彦(名古屋大学大学院教授)
・日時:2011年1月23日(日)14:00〜16:30
・会場:愛知民主会館
(地下鉄東山線新栄駅下車、
2番出口エレベーターを降りて南へすぐ)
・資料代:500円
主催:憲法の理念を生かし、子どもと教育を守る愛知の会
(憲法と教育を守る愛知の会)
共同代表:榊 達雄(名古屋大学名誉教授)、
小林 武(愛知大学法科大学院教授)
≪連絡先≫ 愛知県高等学校教職員組合気付
「憲法と教育を守る愛知の会」TEL:052-261-8155
新自由主義的教育改革の展開は、
「改正」教育基本法において、政府に教育振興基本計画の
策定権限を与えました。
地方教育行政法の「改正」では、教育委員会の広域化の方針
や教育長の専決体制、文科省による教育委員会への管理統制
を強化しています。
また学校教育法の「改正」は、副校長・主幹教諭・指導教諭
を創設し、学校に重層的管理システムを持ち込みました。
さらにこれらの「改正」は文科省・教育委員会・学校を連続的
な評価関係にもおきました。
こうして「競争と選択と評価」を通して国家介入的な教育シス
テムが形成されてきたわけです。
「自己責任論」にもとづく「競争と管理」の教育は、この新自由
主義的教育改革をイデオロギー的に補完するものです。
他方民主党が意図している学校理事会制度の導入は、
ナショナルミニマムを放棄するものとなります。
この講演会を通して、子どもたちに豊かで人間的な成長を保障
する教育を確立するために、私たちは何をなすべきか?あるいは、
何ができるのかを考え合いたいと思います。